人に会うってことは「その人の時間を貰っている」ということを理解していない学生がいる件

どうも、村田です。昨日は今年初の大学でしたが、大隈公の銅像前で寝ている早大生を見てどこか安心した僕です。

 

さて、今回のブログですが割と激おこな感じです。ブログのタイトル通り「人に会う事=会ってくださる人の時間を貰っている」ということを理解していない人(特に学生)が多いなと思います。

 

突然ですが、皆さんはFacebookやっていますか?やっている人が大半だと思うのですが、たまにフリーランス」「個人事業主」「Webマーケ」「ライター」などの肩書き+名前もきいたことのない大学名の学生から急にメッセと共に友人申請が来ます。

 

そういう学生はきまって

 

「○○さん、はじめまして! ○○といいます!(中略) 交流の輪を広げようと色々な 人に会っています。

プロフィールをみて 一度お話ししたいと 思いご連絡しました。 よろしければ仲良くしていただけますか?」

 

といったようなメッセを送ってきます。この時点で嫌悪感MAXです。messengerといえど、初対面の人には「フルネームで様付け」の宛名で送るべきです。この類の意識高い系出会い厨は、基本的なビジネスマナーがありません。

 

無視をしてもいいのですが、マナーなので僕は会えないという断りの旨を添えて返信をします。インターンや留学など予定が埋まっていますし、素性のよくわからない人と会いたくありません。

 

多くの人はそれで諦めてくれるのですが「インターンもやって、留学もされて関連する目的などあるのですか?」と一々聞いてくる輩がいます。いや、「なんで貴方にわざわざ説明せなアカンねん」と。

 

こういった出会い厨は、人に会うことを軽く見ている気がしています。会ってもらおうとしている人に対するリスペクトがない人たちです。SNSが発展したことで、人に出会う、繋がることの精神的、物理的障壁は薄れたけれども「人に会うということは、その人の貴重な時間を頂いている」という前提は絶対に頭に入れておくべきです。

 

僕も就活のためにOB・OG訪問などをしますが、当然貴重な時間を割いて会ってくださる方に対してのリスペクトを忘れません。

 

当然ですが、その会ってくださる方の企業の情報は徹底的にリサーチしてから臨みます。経営理念やビジョンはそらで言えるし、各事業部が何をしているか、役員の方の名前、過去の経歴も覚えてから行きます。

 

こういった準備をすると質問内容も深いものになるし、きちんと準備したことが相手の方にも伝わります。以前、外資コンサルタントの方にOB訪問したとき褒めていただくことができました。

 

相手の方を尊敬する気持ちというのはきちんと伝わるものなのです。一方、尊敬の気持ちが欠けていることもいとも簡単に相手に伝わります。

 

便利な世の中となり、OB・OG訪問が簡単にできるwebサービスなんかが数多く出ています。しかし、その簡単に会えてしまうからこそ労力がかからないために、その会ってくださる方への感謝の気持ちを持てない人もいるように思えます。皆さん、誰かに会ってもらうときは尊敬と感謝の気持ちを忘れず精一杯の準備をして臨みましょう。

長期インターンのメリットは実務経験だけじゃない!社内チャットを片っ端から読め!

インターンに愛され、インターンを愛する男。インターン村田です。今日は長期インターンするなら絶対にしておいた方が良いこと、を紹介します。

 

Wantedlyやその他インターン紹介サービス、サマーインターンに参加しないと就職できない説などが世間で広まり、長期インターンをすることが以前より当たり前の世の中、もはやブームになっているような昨今。

 

僕の周りでも長期インターンを始めている人が多いのだけれど、そんな人は是非社内のチャット(Slack、Chatworkとか)のあるチャンネルを見て欲しい。

 

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おそらく多くのIT企業が「おすすめの本を紹介するチャンネル」「最近の気になるニュースをシェアするチャンネル」を作っているはずだ。

 

長期インターンのメリットは実務経験もあるのだけれど、自分より何年も前に社会に出ていて、仕事でバリバリ活躍している人の視座を手に入れることができるというメリットもある。

 

それに、こういったチャンネルがある、活発に動いている企業は成長文化がある企業、情報感度が高い企業だと言える。長期的に見てその企業が成長するかどうかは、このチャンネルを見ればなんとなくわかる。

 

次からは、それぞれのチャンネルの見方や見たうえでどのように実践するかを紹介したい。

 

おすすめの本を紹介しているチャンネルの見方

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まず、このチャンネルがある企業は成長文化の強い企業だと思う。オフィスにビジネス本がたくさんある企業などは、このチャンネルを開設しているケースが多い。

 

このチャンネルを見る時は、「誰が」「どのジャンルの本を」オススメしているかに注目する。

 

「誰が」の部分は、まずは職種で見る。経営者なのか、エンジニアなのか、デザイナーなのか。自分が将来目指している職業、スキルを身につけたい分野の人をチェック。経営者志望なら、その企業の経営者が薦める本を読めばいいだろうし、エンジニアとしてバリバリ活躍したい人は当然エンジニアの方が薦める本を読めばいい。

 

また、そのオススメしている人が社内でどんなポジションにいるのかも注目だ。リードデザイナー、プロダクトマネジャーというような上の立場なのか、それとも新卒1年目の先輩か。

 

そして「どのジャンルの本を」の部分は、部下から慕われている社員さんがマネジメントの本を薦めていようものなら読むべきだし、エンジニアと円滑にコミュニケーションをとっているビジネス職の人がエンジニアリングの基礎知識についての本を紹介していようものなら絶対に読むべきだろう。

 

つまり、「あの社員さん、こういうところ凄いよなぁ」というポイントを本という明文化された知識で会得しちゃおう!という話だ。 社会人は学生と比べると忙しい。限りある時間の中で、吟味して読んだ本を紹介してくださっているのだから時間のある学生は絶対に読むべきなのである。

 

また、読んだ後にわからなかった部分、読んで得た知識を今の自分にどのように落としこむかなども聞けると良い。

 

最近の気になるニュースをシェアするチャンネルの見方

世の中情報を持っている奴が有利だ。

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①どれだけの情報を手に入れることができるか

②得た情報をどのように解釈するか(正解に近い解釈ができるか)

③自分の解釈から、それをどのように行動につなげるか

 

の3段階に分かれていて、③まできちんと出来る人が端的に言えば成功者となり得る。しかし、学生はこれが難しい。どんなメディアから情報を手に入れると良いのか分からない、経験も知識もないから解釈の方法も分からない、解釈もできないから行動もできないという状況になる。

 

だが、インターン先に最近の気になるニュースをシェアするチャンネルがあれば問題ない。先ほどと同じで経験豊富な社員さんが①~③までを実践しているからだ。

 

このチャンネルを見るべきポイントは

 

①どの媒体(メディア)を見ているか

②どのジャンルの記事を読んでいるのか

③どのように解釈、今後どうなると予測しているのか

上記を踏まえて自社(個人でも)はどのような戦略(行動)を取るべきと言っているのか

 

を見るべきだ。さらにオススメの見方は、1年前までチャンネルを遡って社員さんたちの③の予想と現在の状況(1年後)を見比べて、どの社員さんが物事の予測に長けているかを知るということ。

 

少々、試すようで失礼なのかもしれないが先を見通す力のある人は相当の経験と知識があるに違いないのだ。その社員さんの一挙一動見逃さないようにしたい。

 

こんな感じで長期インターンの実務経験以外のメリットを紹介してきた。学生は良い意味で無知で、時間しかない。何も恐れず社員さんに質問して、本や記事を読み漁ると良いと思う。

 

学生の時点で、社会で活躍している人の視座を手に入れるには長期インターンはオススメだ。そんな感じで、有意義な時間を過ごしてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「短所」は時として唯一無二の武器となる

どうも、村田です。ブログを始めたのだから、早速ガンガン書いていきますよ!

 

さて、突然ですが皆さんには短所はありますか?「ないよ!」って自信満々に言える人って多分いないと思うんですよね。そんな人は聖人君子です。ガンジーの生まれ変わりです。

 

優秀な人であればあるほど自分のことを客観視できていて、短所や弱みを自己分析し、それらをどのようにしてカバーするか考えているような気がします。

 

では、短所って絶対に直すべきものなのでしょうか?包み隠していくべきものなのでしょうか?

 

これは僕のある経験から言えることなんですが、短所は思いがけずして身を助けることになるケースがある!だから、自分の弱いところを好きになろうよ!卑屈にならなくても良いよ!というお話がしたいのです。

 

そう強く息巻く僕の短所は「人から怒られやすい」というもの。なぜか僕は他の人よりも数倍怒られやすい、腹立つ存在みたいです。

 

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(典型的な怒られている人のイメージ図)

 

ある友人から「村田は人を怒らせる天才なんだよねw」と言われたことがあるくらいです(最近、"空手"を始めた友人は笑顔で指摘してきます。そんな環境に感謝)。

 

思い返せば、中学の時とかみんなで悪さ(掃除さぼるなど)してたのに僕だけ謎に怒られたりと不遇な青春時代を送った気がします。あ、自分がかわいそうで泣けてきた・・・

 

しかし、この保有スキル「怒られ体質:A+」のおかげで道が開けたことがあります。僕はこの短所のおかげでDeNAへの長期インターンすることができました。

 

数多くの就活生、東大生にも人気なDeNAインターンの門戸は以前より開いている時代ですが、DeNAで長期インターンしている人は数限られています。そもそも頻繁に募集していないし、募集する人数も少ない。

 

だから、DeNAが長期インターンの募集をWantedlyでかけようものなら何百人も応募するわけです。それも、こぞって超優秀な学生が!倍率は100倍以上、しかもトップ層のハイレベルな戦い

 

僕もWantedly経由で応募しましたが、ESも通らなかったです(カレッジーノ元編集長、ESで落ちとったわ!なにしとったんや!)

 

凄い倍率高い状況なので、僕がDeNAで長期インターンをしていると言うと他の学生さんは凄く驚くわけです。そして、決まって「どうすればDeNAインターンできるの?」と聞かれるのですが、僕は「なんか社長に怒られて、インターン始めることになってた」と答えるわけです。

 

この説明だと状況がサッパリだと思うので、経緯を説明します。ある時、DeNAの本社で学生限定のイベントがありました。100人くらいの選抜制のイベントです。

 

そのイベント内で、DeNAの社長の守安さんとドワンゴの川上さんのトークセッションがありました。イベントに参加するのなら質問しないと意味ないというスタンスの僕。

 

司会の方が「質問のある学生さんはいらっしゃいますか?」と言い終わるや否や、天にそり立つバベルの塔(ちなむとバベルの塔は神の怒りにより壊される)よろしく僕は一番に手を挙げました。

 

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質問の内容は「南場さんが創業者として0→1を作り、そこからバトンタッチされた守安さんが1→10、10→100にしていくと思うのですが、いわゆるメガベンチャーになった時の社長の役割、そこからの視座について是非教えてください」というもの。

 

そうすると、守安さんは「君は何もわかっていない。DeNAは永久ベンチャー。まだ、1すらも作れていない」と大企業と言われることは嫌だと静かにふつふつと怒り出したわけです。

 

(あ、終わった。いつもの悪い癖で人を怒らせてしまった。しかも、天下のDeNAの社長を怒らせてしまったんや!!!)

 

悪手な質問をした覚えはなかったのですが、どうやら逆鱗に触れたようでした。凍りつく会場。他の学生99人が座っている中、一人ぽつんと立っている僕。僕の目の前には静かに怒る守安さん。

 

守安さんの次の言葉を待つ緊張の瞬間は終わりを告げる。

 

「君はDeNAのことを分かっていない。だから、ウチでインターンをしてDeNAのことを知りなさい」

 

起死回生。僕の予想の斜めの上を行く展開となり、守安さんに学生99人(あと、川上さん)の前で怒られたけど、インターンをすることが決まりました。

 

この話を他の学生の人に話すと「特殊なケースだよね」「それって村田くんしかできないことだよね」と言われます。そう、これは僕が「人に怒られやすい」から成せたことなんです。

 

みんながそれぞれ抱えている短所は、時と場合によっては貴方の道を拓く立派な武器になるわけです。短所だって、貴方の大切な愛すべき個性。それは誰にも真似できません。だから、唯一無二の武器なのです。

 

短所があることを良い、と甘えるわけではありません。しかし、短所をさらけ出して攻めに転じれば実は良い結果が来るということも覚えて欲しいのです。

 

怒られやすいという受動的な姿勢から、怒られに行くという能動的に攻めた(今回、お話した例は意図して攻めに転じたわけではないけどね)おかげで貴重なインターンの枠を掴んで以来、僕は僕の短所を大切にしたいと思っています。

 

誰だって人は傷つくのは怖い。自分の短所を指摘される、それが原因で恥ずかしい思いをしたいわけがない。でも、それでも貴方の短所は愛すべき武器になることがあるんです。

 

よく茶の間で僕たちを笑顔にしてくれる芸人さんは、頭が剥げていたり、太っていたりすることが原因でイジられたりしています。中には、それが原因で過去にいじめられていた人も居ます。

 

でも、あの人たちにしかできない芸風=唯一無二の武器です。しかも、それで人を笑わせて幸せにできるって凄くないですか?

 

だから、皆さんも自分の短所を愛し、他の人の弱い部分を優しく見てあげましょう。そんな綺麗な感じで今日はさようなら。