【現役生が教える!】早稲田大学人間科学部受験者、合格者、進学するか悩む人が読んで!

知◯袋の情報は鵜呑みにしないこと!それは信頼できる情報か?

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この記事は、早稲田大学人間科学部を受験する人、合格して進学する予定だけどやっぱり不安な人、合格したけど進学するか迷う人向けの為の記事です!

 

簡単に自己紹介をすると、僕は1年の浪人をした後に、2015年入学に早稲田大学人間科学部人間情報科学科に入学、現在は大学4年生です。半年間の留学、半年間休学をしているので大学5年生になります(早稲田っぽい!)

 

先に言っておくと、人間科学部が第一志望で入学しました。そのため、自分の学部に多少の思い入れがあります

 

一方で、

taisuke-kaihatu.hatenablog.com

 

以前、ブログで人間科学部の悪い点などもしっかり書いています!そのため、比較的フラットに早稲田大学人間科学部というものを評価できている自負があります。とはいえ、ポジショニングトークもあると踏まえたうえで、読んで頂けると幸いです。

 

さて、本題です。「早稲田大学人間科学部」と検索すると様々な情報が出てきますよね。受験生、合格者が比較的目にするのが知◯袋の回答ではないでしょうか?なぜなら、私も受験生の時に何度もアクセスしたからです笑

 

さて、知◯袋には

 

早稲田大学人間科学部中央大学法学部どちらが社会的名誉が高いですか?」という質問に対して、特に明確な理由や根拠も無いのに「中央大学法学部の方が高いと思います」という匿名で回答している人の無責任な意見があったり、

 

早稲田大学人間科学部は早稲田内でバカにされるから、MARCHの方が進学したほうが良い」などの回答もあります。

 

ここでは、個別の回答に対して正しいか、間違っているかについては言及しません。しかし、よく考えてみて欲しいのですがネットの匿名の回答を信じ込んで自分の進路を他人任せにして良いのでしょうか?

 

もしかすると、早稲田大学人間科学部に落ちてMARCHに進学した人が腹いせに嘘の情報を書いているかもしれません。そんなケースも有り得るので、知◯袋の情報を鵜呑みにするのはオススメしません。

 

様々な情報やデータを集めて決定を下すことは重要ですが、集めた情報が使い物にならないものだったらその後の意思決定も間違ったものになります。

 

早稲田大学人間科学部で勉強したいことがある!行きたいんだ!」という受験生や合格者の真っ直ぐな志や純粋な気持ちをネットで匿名の人が信頼できない情報で歪めたり、意思を曲げることは許せません

 

現役人科生である僕が、早稲田大学人間科学部の良い点を中心に紹介しようと思います。ネガティブな情報は知◯袋の嘘と一緒にネットの海に十分あるので省きます(あえて紹介するとキャンパスの立地、バスの混雑、昼食は基本的に生協か食堂のみ、本キャンの学生と比べると相対的に学生の意識が低め)。

 

早稲田大学人間科学部の良い点

・様々な領域の学問を比較的自由に学べる!

早稲田大学人間科学部を受験する理由として「文理融合で学びたい」「学びたいことが明確じゃないから、色んな領域をまずは勉強してみたい」等が挙げられます。

 

はい、実際に上記の希望が通る学部が人間科学部です!人間科学部は環境、情報、健康福祉の3つの学科に分かれていますが、基本的に他学科の授業も受けられます。(受験する際は偏差値の低い学科を受けるのも戦略的に有効、あと入学してから比較的簡単に手続きで学科変更可)

 

実際、僕は情報学科ですが環境学科のデザイン系の授業、健康福祉学科の福祉制度、生命倫理などの講義も受講してました。また、人間科学部では大学3年生から専門ゼミと言って全員どこかしらのゼミに入るのですが、僕は健康福祉学科のゼミに所属しています。

 

つまり、学科の壁はほぼ無いようなもので、様々な領域の学問を学べるのが人間科学部の良い点です。各学科の特性を学ぶ必修の授業、自分の学科の授業だと優先的に履修できるなどで、その差は出てきます。

 

日本が抱える大きな問題である少子高齢化問題や介護・福祉のことを健康福祉の授業で学び、それら問題の解決策を技術的に実装するためにプログラミングなどを情報学科の授業で培い、どのようなデザインであれば人々が利益を上手く享受できるかのデザインの仕組みを環境学科で学ぶ・・・なんてことができます。

 

また、合格者の人の中には「データリテラシー」という授業が必修なのを知っている方もいるのではないでしょうか。理系じゃないとやっていけないのでは、と不安を感じる人も大丈夫。高校で数学のテストを赤点しか取ったことのない僕でも授業に付いていけましたし、特に苦労した覚えもありません

 

横文字なので不安を煽るデータリテラシーですが、統計学の基本的なことを学ぶ授業です。テキストも分かりやすく、先生に質問すればきちんと教えてくださりますし、クラスに1人は異様に数字に強い人がいるので聞けば済む話です。

 

 

こんな本が出ているくらい統計学はクールで、データサイエンティストは21世紀もっともセクシーな職業と言われています。合格者、進学者はワクワクしながらデータリテラシーの授業を受けられる日を待ちましょう。

 

早稲田本キャンの学生からも人間科学部の授業が一番面白そう(キャンパスが本キャンなら最高なのにね、という一文も付きます)」という意見を聞いたことがあります。それぐらい人間科学部の授業は魅力的だ、ということです。

 

あと、本キャンで授業を受けることも可能です。オープン科目といって、一部の他学部の授業を受けることができる制度(単位も貰える!)が早稲田にはあるので、本キャンライフも楽しめます。僕は1年の秋学期から本キャンデビューしていて、政経商学部、法学部、国際教養学部などの授業も受講してきました。

 

所キャン、本キャンを行き来しながらハイブリッドな早稲田ライフを楽しみましょう。

 

人間科学部でも早稲田は早稲田!

 

人間科学部は歴史も浅く、偏差値が上位学部と比べると劣り、MARCHの上位学部と大差ないのは事実です。確かに偏差値という物差しで見れば、その通りです。

 

しかし、早慶戦などで早稲田の一員として応援している時、第二の国家と言われる早稲田大学の校歌都の西北」をみんなと肩を組んで歌っている時飲み会で学生注目(早大生の自己紹介の定番)を大声で叫びながらする時、本庄から早稲田まで100キロ以上歩く100キロハイクでフラフラになりながらも歩いている時、日本一の学祭「早稲田祭」で大隈講堂前ステージを見学している時

 

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偏差値のような数字では表せない、早稲田への帰属意識を持つことができて、早稲田らしい行事に参加できるのは紛れもなく早稲田の学生だけです。それは早稲田に入学できた者の特権であり、当然人間科学部の学生にもあるものです。

 

あと、同世代で早稲田以上の学歴の人はトップ約2%のみの人達だけです。だからどうこう、という話ではないですが少し優越感に浸れることもできます。あと、MARCHの人と話をしていて「やっぱり人間科学部でも早稲田は早稲田だから凄い」と言われることも有ります。彼らが本心から言っているのかどうかは別として、ダサい話ですが多少の自己肯定感を感じることもできるでしょう。

 

それでも人間科学部早大生を名乗るのが気がひける、という人は転部しましょう。相応の勉強量が必要であり、数も多くはないですが人間科学部から国際教養学部、文化構想学部に転部した友人、知人を知っています。他大学で仮面浪人するよりも難易度は低く、お金のコストも低いです。

 

また、就活の時に早稲田ブランドを十二分に発揮できます。世の中、まだ学歴社会で「東大、東工大、一橋、早稲田、慶應の学生"のみ"参加可能の就活イベント」みたいなものがあります。

 

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↑こんな感じでイベントがあります。「人間科学部は早稲田ではないので参加無理!」みたいなことは、まず有り得ませんのでご安心ください笑

 

就活においては、まず大学名で区別されます。学部まで細かく見られるケースは少ないのが実態です。とりあえず早稲田の看板持っていれば、就活の土俵には有利に上がれますよ!

 

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上記のランキング図のように、就職率も悪い訳では有りませんのでご安心を。ここのサンプル50社は東証一部上場のいわゆる大手企業で、みんな名前知ってるレベルの企業ばかり。人間科学部が早稲田内で就活で特段弱いということはないです。

 

羽生結弦は早稲田人間科学部在学。意外といるOB・OG!

2018年平昌オリンピックフィギュアスケートで優勝した羽生結弦選手は、早稲田大学人間科学部(通信課程なのでキャンパスにはいませんが)在学中です!単位が取れず5年生という所が僕は好きです。金メダルは取れるのに、単位は取れない羽生選手素敵じゃないですか?

 

 

KAT-TUNの中丸君も人間科学部の通信課程で5年かけて卒業(ちなみに手越君は中退)。その他、NICO Touches the Wallsのベース・坂倉心悟さん、「めちゃイケ」「とんねるずのみなさんのおかげでした」「ネプリーグ」などで活躍するフジテレビの佐野瑞樹アナウンサーなどもOBです。

 

その他、小説家や漫画家なども輩出しており、数こそ少ないですが様々な分野で活躍している、著名なOB・OGがいるのも事実です。

 

最後に

こんな感じで、人間科学部の良いところを幾つか紹介してきました。正直な話、政経の人に「所沢体育大学」など揶揄されたことも2、3度ありますが、そのような超早稲田原理主義者は一部です。「やーい、人間科学部だぞ~」みたいに露骨な差別を受けることもないですし、惨めな4年間を過ごすことを強制されている訳でもありません。

 

人間科学部というと確かに何をやっているのか分かりにくい学部ですが、大学1年と2年で様々な分野の講義を受講して、大学3年の時に専門性を磨いて、きちんと何を学んでいるか説明できるようにするのが就活でもベターかと思います。

 

人間科学部の学生の意識レベルが本キャン生と比べると相対的に低いのは事実で、楽単の授業ばかりを勧める先輩もいますが、そこは少し立ち止まって真剣にどういった専門性を身に付けたいのか考えて授業を履修しましょう。(入学後の賢い動き方などはどこかの機会で紹介します)

 

結局、人間科学部でも、早稲田大学でなくとも、そもそも大学入学後に自分の視座をどこまで高く保ち、どういったレベルの人と付き合い、実際に行動に移せるかが全てだと考えています政経に入ってプライドだけ高い人もいれば、東大に入ったからといって慢心せずに努力する人、大学進学せずに高校卒業後に起業して成功を納めた人もいます。

 

ネットの情報や他者の意見に惑わされず、自分で進路を選択、かつ自分が置かれた環境や事実にきちんと目を向けて、自分の人生を自分の手で正解にしていくというマインドと行動力が重要かと思います。

 

少し話がずれましたが、受験生、合格者、進学するか迷っている皆さんに伝えたいメッセージは1つで早稲田大学人間科学部は君が思っているより楽しいところだよ。ただし、楽しめるかどうかは君次第だよ!」ということです。あと、ネットにあるネガティブな情報が全てでなく、それ以上のメリットがあることをきちんとお伝えできたならば幸いです。